製品情報: 自動三液調合装置(自社製)

自動三液調合装置 ドライラミネート用接着剤を自動的に調合作製して供給する装置です。
  • 作業環境の改善に寄与
  • 省力化で生産性効率をアップ
  • タッチパネルと押しボタンで簡単な運転操作
  • 部品は盤内に収めてエアーをパージすることで安全を考慮
  • 重量の計測は防爆型電子秤を採用
  • ダイヤフラムポンプ、エアー作動弁、液面エアーセンサーの使用で安全性を確保

装置の概要 本自動三液調合装置は、ドライラミネート用接着剤、各種コーティング各原液を自動運転にて調合し、供給する装置です。
予め主剤、硬化剤、溶剤の各原液の配合比、調合液の作成量、攪拌時間等を設定しておけば、運転ボタンを押すだけで、配合比率に応じた各原液が順次ダイヤフラムポンプにて自動吸引され、防爆型電子秤にて計量されて、調合タンクへ送られます。
さらに調合タンク内の攪拌羽根が回転して調合が行われ、任意に設定した秒数で攪拌が終了し、調合液は受タンクへ送られます。
使用側での調合液の消費分を補充するように、調合液作製の自動運転が連続的に行われて、調合液は使用側へ継続的に安定供給されます。
簡単な運転操作 運転操作盤には、運転操作用タッチパネル、切換スイッチ、押しボタン、表示ボタン、アラームブザー、プリンター等が取り付けられています。。
タッチパネルにて、種々の運転条件に応じて、予め配合名、各原料名、配合比率、合計配合量を入力します。入力された種々の配合名の中から運転したい配合名を選択するだけで、簡単に自動運転が可能です。
原料の投入と計量 調合液の作製のための各原液を、調合タンクへ順次ダイヤフラムポンプにて自動投入しますが、計量には防爆型電子秤を使用します。
計量は、調合タンクのタンク重量、および先に投入した原液を差し引いた各液の正味の重量が測定されます。
液面センサー 調合タンク、受タンクおよび循環タンク(客先殿準備)には、液面センサーを設け、液面のコントロール用と各タンクの溢れ防止用に使用します。 安全性 本装置では、主剤、硬化剤、溶剤等の危険物を使用しますので、ポンプ、弁、液面センサー等はエアー作動方式としています。
防爆型電子秤を使用し、装置の制御等の電気機器は、内圧のかかった制御盤内に収納されています
また、調合装置本体には、アース配線を接続して、静電気が蓄積しないように考慮されます。
省力化 原液の投入、攪拌調合、調合液の搬送が、自動運転により行われますので、運転中は原液の不足が生じた場合のアラームに応じた原液交換作業を行えばよいだけのきわめて省力化された装置となっています。 プリンター 作製した調合液の記録を、プリンターにて印字できます。
1バッチ毎の記録には、作製日時、配合名、各原液の使用重量、調合液合計重量等が印字出力されます。

概略フロー 自動三液調合装置の概略フローは、下図のようになります。
図の例では各原液のドラム缶から吸引した原液が調合装置の調合タンクに入り、攪拌が終了すると下部の受タンクに溜まります。
受タンク内の調合液は調合装置に付属の搬送ポンプによって客先側の循環タンクへ随時自動供給されます。